
ボクは、小学6年生から30過ぎまでジャンプを読んでいたんですが、なぜだかずっと頭から離れない言葉があります。
しかも、それは漫画本編のセリフではないのです。ある作家さんが、枠外でチョロっと挟んだ小さなコメントなのです。
このコメントが、悟空や花道やルフィの名言よりも、頭にずっと残って離れない。
最初は違和感というか、よくわからなかった。でも、社会人になって、自分自身で0から1を生み出す仕事に携わるようになって、ようやくわかった。
そうか。そうだったのか。
これは、クリエーターとして大事なことを教えてくれていたんだと。
実は、本ブログを立ち上げた当初から、いつかはこの記事を書こうと思っていたのです。すっごく良い話だから。
いやぁ。100記事以上を経て、ようやっと書けました!
チンタラせんと、早よ書けやい
この言葉の意味が腹落ちしたら、クリエーターとして一皮剥けるので、ぜひ見ていってくださいね。
※ジャンプ作家名や作品名がちょいちょい登場しますが、知らなくても本旨に影響ありません。知っている人は、当時を懐かしみつつお楽しみください。
冨樫先生のありがたいお言葉

そのジャンプ作家さんというのは、冨樫義博さんです。慣習に習って、ここは「冨樫先生」と呼ぶことにしましょう。
ご存知の方はお馴染み、『幽遊白書』や『HUNTER×HUNTER』の作者さんですね。
ときに、ジャンプには、漫画家の卵たちが作品を投稿して、それを人気作家が審査する定例コンテストがあります。
ここで賞を受賞すると、まず読切が掲載されます。その上でさらに評判が良いと、夢のジャンプ本誌で連載開始!となるわけですね。
で、このコンテスト結果というのが、ジャンプ本誌のマンガとマンガの間のページに、ちょこんと載っているのです。
あのページ、誰が見ているんだろうね?
ボクも、毎回目を通していたわけではないよ
時期が定かでないのですが、あれは、中学生か高校生のときだったか。
その月の審査員は、冨樫先生でした。優しいコメントを添える作家さんもいれば、辛口な作家さんもいます。『ONE PIECE』の尾田先生なんかは優しかった印象ですが、冨樫先生は割と辛口め。
そこで飛び出したのが、このコメント↓↓↓
「漫画家になりたいなら絵を描いている暇なんてないはずです」

これ、本っ当に良い言葉だよ
おぉ…なんか深い話か…?
当時は真意を理解できなかった
まだ少年だったボクには、この冨樫先生の言葉の意味が、いまいちピンと来なかったんですね。
確かに、話は大事よね。でも漫画家だったらさ、描いて描いて描きまくって、絵が上手くなった方が良いんじゃないの?
描きながら話も考えてさ。何も、描く手を止める必要はないんじゃないの?
と、無邪気に思ったものです。
でも、確かにそう
実際、冨樫先生はこのコメントを、自身で証明しています。
『HUNTER×HUNTER』は長期休載で有名ですね。そうなる直前、まだ休みがちで済んでいた頃、世間をアッと言わせる事件がありました。
なんと、「ネーム」のまま本誌掲載したんです。要するに下書き。しかも、けっこー粗めの。
「そんなの、商業誌で許されるの?」と思いますよね。
でも、許されるんですよ。
休載も許されるし、ネーム掲載でも許される。
ちなみに、HUNTER×HUNTERが長期休載している間に、『鬼滅の刃』が連載開始して最終回を迎えたというのは、一つのネタだね
なぜ、そんな勝手が許されるのか?
面白いから。
- 「ネームでも良いから描いてくれ!冨樫!」
- 「今週は描いてくれてありがとう!冨樫!」
というのが、リアルなファンの声。
『進撃の巨人』の諫山先生は、連載開始した当初は、「絵が下手くそ」と言われていましたね。でも、抜群に面白かったから関係なかった。
『ネウロ』『暗殺教室』『逃げ上手の若君(←これは割と最近なので読んでない)』の松井先生も、最初はお世辞にも絵が上手いとは言えませんでした。
でも、不人気作品は容赦なく2ヶ月で終わらせるジャンプで、3本中3本当ててアニメ化してるって、本当に凄いことです。
やっぱり、「絵の上手さ」はクリティカルじゃないんだ!
本質はどこにある?

つまり、究極的にはこういうことです。
- 絵は下手だけど、話が面白いマンガ → 読む
- 絵は上手だけど、話が面白くないマンガ → 読まない
じゃあ、本質は「話の面白さ」の方だよね。
間違いなく「話>絵」だよね、と。
ここで言っている「本質」とは、お客さんが真に求めている「ベネフィット」という意味です。
ラーメン屋だったら、こう言えるでしょう。
- 内装がオシャレで、盛り付けがキレイ。でも、味はイマイチ。このラーメン屋に行くかと言えば、それはない。
- 古臭かろうが、店内に煮干しの入った段ボールが無造作に積まれていようが、美味ければ喜んで行く。
お客さんが求めているのは、やっぱり「味」ですよ。本当に追求すべきは、「ラーメンの味」ですよね。
「どう伝えるか」よりも「何を伝えるか」
ビジネスでも、似たような話があります。
セールスライティングの世界では、「どう伝えるか」よりも「何を伝えるか」の方が、圧倒的に大事と言われます。
例えば、「ダイエットできなくて悩んでいる主婦」がいたとしましょう。
何に悩んでいるかといえば、食べ盛りの高校生男子がいて、どうしても脂っこい料理ばかり作ってしまう。かといって、自分だけ別メニューを作るのは面倒すぎる。
このようなターゲットを想定したときに、どんなタイトルが刺さるでしょう?
よく見るのは、次のようなタイトルですね。
- 成功者だけが知っている「挫折しないダイエット」7つの秘訣
- 普通の主婦が「3ヶ月で-13kg」痩せた驚きの方法とは?
見た目こそ工夫されていますがイマイチ。
どうせ、「糖質を抑えましょう♪」とか書いてあるんだろ
「とっくに知ってるわボケ」よな。悩んでいるのはそこじゃない
ずっと飾り立てされていませんが、次のようなタイトルはどうでしょう?
- 食べ盛り男子高校生でも満足できるヘルシーレシピ
ターゲット読者は、こちらの方に「おっ!?」と目が行きます。
「どう伝えるか」よりも「何を伝えるか」とは、こういう意味。キレイに飾ることよりも、無造作でも欲しがられるものを用意する方が強いのです。
Contents is king
「Contents is king」は、かつてビルゲイツが、WEBサイト全般について語った格言。
「contents」は、正味の中身ですね。
- WEBメディアだったら「記事」
- ECだったら「商品」
- 何かのサービスだったら「そのサービスの中身」
その中身こそが、「王様」であると。
一応、その後に、「Contents is king, UX is queen」という言葉も登場しました。
UXとは、総合的な使い勝手のこと。画面のデザインや導線が洗練されているかという話。「UX is queen」は、「使い勝手も同じくらい大事だよ」という意図ですね。
でもですね、やっぱり「King」は「コンテンツ(中身)」なんですよ。
見てくれはダサくても、記事が素晴らしければ、そのWEBメディアは読まれます(当ブログもそうなっていると良いのですが)。
一方で、見た目や使い勝手はバツグンでも、記事が中身空っぽだったら、そのWEBメディアは読まれません。
ここでも、「どう伝えるか」よりも「何を伝えるか」が大事なのです。
「技術」は手段でしかない

後半に差し掛かってきたので、そろそろハンドメイドの文脈に寄せていきましょう。
「漫画家になりたいなら絵を描いている暇なんてない」をハンドメイド作家に言い換えると、「売れっ子作家になりたいなら作ってる暇なんてない」でしょうか。
もちろん、本気で「作品を作るな」とは言いませんよ。それに、制作スキルはやっぱり重要です。
ただ、勘違いしてはいけないのは、「制作スキル(=技術)」は、作りたいものを具現化するための「手段」に過ぎないということ。
画家が絵のスキルを磨く理由は、描きたい対象をより雄弁に表現するため。
「日の出の富士山」の美しさを絵で表現したいと思っても、一定の画力がないと表現できません。頭では思い描いていても、腕が具現化できないのです。
絵が上手な方が、より幅広く、奥深い表現が可能になりますね。
「主」はあくまで、「何を描きたいか」です。「技術」は、「従」でしかありません。
制作スキルを磨くことは素晴らしいことですが、「スキル向上」が目的ではありません。「表現したいものを表現する」ために、腕を磨くのです。
「技術」は手段でしかない!
技術も大事だけど、技術に主眼を向けるのはクリエーターの発想じゃないよ
「技術」は差別化にならない
ここが重要なところで、「ただ上手な人」は、いくらでもいるんです。
あなたと同じくらい上手に作れる人は、他にもたくさんいます。どころか、あなたよりも上手に作れる人もたくさんいます。
プロの漫画家よりも、絵が上手なアシスタントさん。たくさんいるでしょうね。『バクマン』にも、そんなプロアシさんが登場していました。
ボクより文章が上手な人は、日本だけで100万人くらいいるんじゃない?
結局、「技術の高さ」は差別化になりません。
技術が差別化になるとしたら、「日本で1番」とか、そういう話です。100mを誰が早く駆け抜けられるか。1番だったら差別化になりますね。これと一緒。
この発想は、スポーツですよ。
あなたがやってるのは、スポーツでしたっけ?
違いますね。「クリエイト」や「アート」をやっているんですから。上手さを競っているわけではありません。
繰り返すけど、もちろん技術力が高いのは良いことよ。それだけ表現できるモノが増えて、表現力も上がるわけだから
「技術が高いヤツ選手権」やってるわけじゃないってことよな!
「頭」で差別化しよう

技術が差別化にならないなら、どこで差別化するか?
決まっているじゃないですか。
「ココ(→頭)」ですよ。
そうそう。ココよ、ココ
ムカつく顔して言ってんだろうな
「アイデア」で差別化しよう
プログラマーは、コードを書く職業です。コードとは、プログラミング言語で記述するアルファベットと記号の暗号文のようなもの。
コードを書くのが上手なプログラマー。大変結構なことです。
しかし、その書かれたコードが、別のコードで書かれたプログラムと差別化できるとしたら、それは記述の巧さではありません。
差別化要因は、そのコードが実現している「アイデア」の方ですね。
- 「メルカリ」のコードが、実現しているアイデア
- 「ChatGPT」のコードが、実現しているアイデア
- 「freee会計」のコードが、実現しているアイデア
逆に、実現しているアイデアさえ画期的であれば、コードが多少雑だろうが、所詮は裏側の問題です。
同じことは、大工さんでも言えますね。
大工仕事が上手なのは大変結構ですが、差別化しているのは「設計=アイデア」の方。
「これは誰の建築か?」と問われたら、
- コルビュジエ
- ガウディ
- 隈研吾
と建築家の名前が上がるのは、その証左でしょう。
優れた大工さんは代替できますが、優れたアイデアを持つ建築家は代替できません。
あなたの仕事は「アイデア」を出すこと
もちろん、プログラマーも大工さんも立派な職業。社会に必要な役割です。
しかし、あなたが1人の「クリエーター」として生きていくなら、技術者・職人ではなく、「アイデアを出す人」にならなければなりません。
「建築士」や「設計士」や「企画職」のような、アイデアを主戦場としている人です。
多くのハンドメイド作家は自分で制作していますが、それはたまたま。アイデアを出すのは当然自分で、たまたま作っているのも自分というだけです。
作るのは誰でも構わない
究極的には、自分の手で作るかどうかは、どちらでも良いのです。
たまに「ハンドメイド作家は、自分の手で作品を作らなきゃいけない」とか言う人がいます。実にズレた考え方です。
- マンガで、原作者と作画者が分かれていたらダメなのか?
- 映画は、全部監督1人で作らなきゃダメなのか?
- 歌手は、他人が作詞作曲した歌を唄ったらダメなのか?
- シャネル本人が作らなかったら、シャネルブランドは冠せないのか?
- 有名シェフは、全部自分で調理するのか?
「他人の手を入れたらダメ」って、全くズレた意見じゃないでしょうか。
大事なのは、アウトプットの品質ですよ。
- あなたがアイデアを出し、
- あなたが品質管理を行って、
- あなたがアウトプット品質を担保しているなら、
手を動かしたのが誰であろうと、「あなたの作品」です。
極端な話、あなたのアイデアを実現する上で、あなたよりも上手に作れる人がいるなら、本筋で言えば、その人に制作を依頼するのがベスト。
宮崎駿さんが、自分より上手に描けるアニメーターを見つけたら、その人に描いてもらうのが正解ですよね。外注した方がアウトプットの質が上がるんですから。
もちろん、「自分で作りたい」作家さんが大多数なのは知っています。全然OKです。
ただ、本来のクリエーター思考って、こうなんですよ。「誰が作ったか」とか言ってる時点で、「全然わかってねぇな、コイツ」と思われます。
もし「ハンドメイド作家」という肩書きと矛盾すると感じるなら、名乗らなければ良いですね。「ハンドメイド作家」なんて、何の意味もないラベルですから。
つまらないことを気にするのはやめよう!
考えることも含めて制作だ!

冨樫先生のコメントを振り返りましょう。
「漫画家になりたいなら絵を描いている暇なんてない」
ここまで読んできたあなたなら、この言葉の意図するところがわかったと思います。
- 「絵を描ける奴なんて、お前以外にもたくさんいるんだよ」
- 「絵が上手いだけじゃ、漫画家にはなれないぞ」
- 「だから、お前だけの”アイデア”で勝負しなきゃいけないんだ」
- 「(マンガであれば)”面白い話”を作らなきゃいけない」
- 「簡単じゃない。めちゃ勉強して、めちゃ考えなきゃいけない」
- 「だから、絵ばっか描いてる暇なんてないんだよ」
と、こういうことですよ。
つまり、考えることも含めて制作なのです。
むしろ、考えることこそが、1番の制作です。考えるフェーズが、もっとも生産性が高い。料理でも、建築でも、スマホアプリでも、ハンドメイド作品でも。
作る工程は、あくまでアイデアを粛々と形にするフェーズです。
「考える時間」が、1番生産性が高い…!
ちなみに、ボクはこうして文章を描いているわけですが、文字を書き書きするフェーズなんて、本当に生産性低いですよ。
「何を書くか」というアイデアの方が、ずーーーーっと大事。もしこのブログを気に入っていただけたとしたら、それは100%アイデアのおかげです。
脳がちぎれるほど考えよ
せっかくなので、ボクがサラリーマン時代に勤めていた会社の、社内スローガンの1つを紹介しましょう。
「脳がちぎれるほど考えよ」です。
肉体労働でアウトプットを出さないホワイトカラーは、考えることでしか価値を生めないですからね。考えることが仕事なんですね。
上司に提案を持っていくと、「お前、これ脳がちぎれるほど考えたのか?」とか言われるんですよ。
怖w
でも、本当にそうなんよ
ちょっと考えて出てくる陳腐なアイデアなんて、何万人も同じこと考えてるんですよ。頭脳労働者が、それで勝てるわけがない。
考えて、考えて、脳が捻れて、「もうこれ以上は…」となっても、まだ考え続けて。産みの苦しみ経た先に、誰も思いもしなかったアイデアが生まれるのです。
あなたも頭脳労働者だ!
ちなみに、クリエーターも頭脳労働者ですからね。
他人に言われた通りに作るだけなら肉体労働者ですが。
あなたが革小物制作の工場で働いていたとしましょう。会社の指示で、言われた通りの商品を作っていたのなら、それは肉体労働です。
そこから独立して、あなた自身の革小物ブランドを立ち上げたとしたら。ステージが変わり、あなたは頭脳労働者になります。
作っているものはほぼ同じで、働き方がほとんど変わらなかったとしても、あなたが主として提供する価値は、「技術」から「アイデア」に変わるのです。
大丈夫だと思うけど、「頭脳労働」と「肉体労働」に、優劣をつけてるわけじゃないからね。区別よ、区別
勉強しよう!
「考える」とは、脳内にある情報を「あーでもない、こーでもない」と掛け合わせる作業です。
脳内に情報がインプットされていなければ、どれだけ頭を捻ったところで、アイデアなんて出てきようがありません。
無い知恵を絞って、何か出てきたことあります?
ないない、マジでないよ!
無い知恵から閃くこと!
考えただけで、アイデア思い浮かぶなら、誰も苦労せんわ
じゃあ、どうするか?
勉強するんですよ。脳に情報をインプットするんです。
知恵というのは、「無いところから絞り出す」のではなく、「大量に詰め込んだところから溢れ出る」ものですよ(←これ、地味に名言だな)。
このサイトで言うと、「ビジネスの勉強」みたいに聞こえますが、そうじゃないですね。「アイデアを生むための勉強」です。
マンガのストーリーであれば、当然過去の名作マンガは読まねばなりません。でも、それくらいは他の漫画家だってやってます。
小説も読んで、映画も見て、何千年前も伝わる神話から着想を経て、あるいは漫才師のネタを研究して。そうやって、人の心を動かす話の構成を学ぶのです。
ところで、手塚治虫さんのマンガ読んだことあります?
すごいですよね。読む前は、「昔の漫画家だから、当時のショボい環境で凄かっただけでしょう」なんて、思ってましたがとんでもない。
ストーリー、めちゃくちゃ面白いです。本当に博学で、自然科学や人文科学の様々な方面から着想を得ていることがわかります。圧倒的に厚みがあります。
どれだけの知識を詰め込んで、手塚マンガが描かれているか。ハンパねぇっす。
「異世界何ちゃら」なんて、ペラ過ぎて見てらんないよ
その上で、絵も上手だからとんでもねぇな。手塚治虫
和食の料理人だったら、和食の勉強だけじゃ足りないでしょう。フレンチやイタリアンや、ときにはハンバーガーも学んで、自分だけのアイデアに落とし込むのです。
何を学ぶ?
クリエーターは、少なくとも自分の制作ジャンルについて、まず学ばないといけませんね。案外と、ここが我流っぽい作家さんも多い印象です。
我流も良いんですが、やっぱり先人の叡智は学ぶべきですよ。温故知新。そこに、優れたアイデアが詰まっているのです。
その上で、別ジャンルにも食指を伸ばすのが良いですね。なんでも良いです。浮世絵でも、陶芸でも、グラフィックデザインでも。
メインは「着想」なので、極めなくていいですよ。刺繍作家が、ガチで浮世絵の版画を掘る必要はなく、あくまで浮世絵の要素を輸入できればいいだけなので。
極めたら極めたで、めっちゃ凄いアイデア出るだろうけどね。ただ時間は有限なので
着想が主なので、必ずしも「制作のジャンル」である必要もないですね。宇宙や昆虫や建築物でも良いでしょう。
1つ言えるのは、勉強がつまらないとしんどいです。というか、「つまんない」と思う時点で、差別化になる域まで辿りつけません。
勉強が苦にならないくらい、「楽しく学べるジャンル」を模索すると良いですね。「勉強してる」とも思わず、「趣味で調べてる」と思うくらいが理想です。
あなただけのアイデアに再構成する
そうやって、あなたの中に「優れたアイデアの種」をストックさせていきましょう。
そのストックを集約して、あなただけの美の形を考えるわけですね。
脳がちぎれるほど考えるのは、ここですよ!
頭の中にある大量のアイデアの種を、「あーでもない、こーでもない」と掛け合わせたり、分解したり。楽しくも苦しい思索に耽るのです。
この瞬間こそが、もっとも生産性の高い時間なんですね。
そうして再構成されたアイデアは、紛れもなくあなただけのアイデアです。他の誰とも違う、あなたらしい、あなたにしかできないアイデアです。
それを形にするのが、制作スキルであり、技術なんですね。
まとめ
いい話だったけど、なんか説教くさかったねw
すまそ。でもほら、元ネタの冨樫先生のコメントがちょい説教くさかったからさ…
おいおい、冨樫先生のせいにすんなよ
「漫画家になりたいなら絵を描いている暇なんてない」
マンガで言えば、お客さんが求めている「価値」は、絵の上手さではないんですね。読者が求めているのは、「面白いかどうか」だけです。
お客さんが真に求めている価値とは何か。商品によって異なりますが、これを見極めなければなりません。
1つ言えるのは、どんな商品であっても、お客さんは「技術」そのものを求めていないということ。技術とは、アイデアを具現化する手段でしかありません。
「アイデアが目的」で、「技術は手段」です。手段を目的にしてはいけません。
加えて、個人のクリエーターで、「技術」で差別化する道は、非常に厳しい。同じくらい上手く作れる作家、いやもっと上手く作れる作家は、何人もいるのです。
差別化できるのは、「アイデア」でしかありません。
そのアイデアは、「頭で考える」ことによってしか出てこないのですから、考えることも制作のうち。建築の工程が、現場でトンカチ叩くところから始まるとは思わないでしょう。
そう。「考えることも含めて、制作」なのです。
しかし、脳内に情報がインプットされていなければ、考えても何も浮かびません。生まれてからずっと、誰もいない白い小部屋で過ごした人に、何のアイデアが浮かぶか。こう想像してみたら、イメージできると思います。
まずは、あなたの選んだ制作ジャンルを、深く学んでみてください。そして、いくつか、学ぶことを「楽しい!」と思えるジャンルを見つけて勉強してみてください。
そうして、脳内に膨らんだ優れたアイデアの種達を、悩みながら再構成する。この工程が、もっとも生産性の高い時間。この時間が、クリエイティブなんです。
「クリエーターとして成功したければ、作ってる暇なんてない」
…とまでは言いませんが、ぜひ「勉強する時間」「考える時間」を大切にしてくださいね。
あなただけのキラリと輝くアイデア、楽しみにしてるよ!

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