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ホーム > マーケティング > 集客 > minne・Creemaの特集掲載を狙う価値はあるのか?【狙うならこうしろ】

minne・Creemaの特集掲載を狙う価値はあるのか?【狙うならこうしろ】

投稿 : 2024年10月10日
更新 : 2024年10月16日

なお
なお
こんにちは!「なお」と申します!
現役専業ハンドメイド作家の奥さんのマーケティングやってます♪

あと、「SNS(Threads)」始めました!

minneやCreemaに出品している作家さんは、「特集」に敏感ですよね。特集に載るか載らないかで、一喜一憂しています。

ハンドメイド作家のうちの奥さんは、もはや数えるのをやめてしまいましたが、累計で10回以上は特集掲載されていますね。minne・Creema共に経験ありです。

どうすれば特集に載るかのノウハウはあります。この記事でも解説しています。

ただ、個人的には、あえて特集掲載を狙いに行く必要はないと考えています。

すべきことをキチンとやって、ノミネートされるかどうかは気にしない。されたらラッキーくらいの感覚で良いでしょう。

奥さん
奥さん

わたしも、もう特集は全然意識してない!

「あ、今回選ばれたんだ」くらいの感覚だよ!

特集に載るか載らないかは、ハンドメイドビジネス全体の中では「枝葉」の話。言っちゃ悪いですが、優先度は低いです。

「ここまでやっておけば十分。あとは運営の采配に任せよう」というラインをお教えします。

なお
なお

この記事を読んで、特集掲載との付き合い方を学んで欲しい!

Content

Toggle
  • minne・Creemaの特集掲載の仕組み
    • 特集に掲載される流れ
  • 特集掲載されることのビジネス的な意味
    • インプレッションの獲得
    • お気に入り登録が増える
  • 選ばれたければ、中の人の気持ちになろう
  • 作品を特集に載せる5つのコツ
    • コツ1. 季節感のある作品
    • コツ2. 解像度が高くキレイな写真
    • コツ3. 背景がシンプルなトップ画像(1枚目の画像)
    • コツ4. 残りの画像で作品のことを100%伝える
    • コツ5. 作品名に余計な文言を入れない
  • 特集に載ったのに売れなかったのはなぜ?
    • 中の人の目利きの問題
    • 特集経由の購入率は高くない
    • 見た目はキレイだがターゲット不在だった
    • 見た目はキレイだが使い道がない
  • 特集掲載を狙いに行くべきでない理由
    • 季節感はあえて出しにいくものではない
    • 所詮はインプ稼ぎの一手段に過ぎない
  • まとめ:ここまでやっておけば十分

minne・Creemaの特集掲載の仕組み

まず、知らない人のために、minne・Creemaの「特集」という仕組みについてお話ししましょう。もう知っているよという人は、この章はスキップしてください。

minneやCreemaには、雑誌の特集のように、季節やトレンドに沿った作品をピックアップして紹介するコーナーがあります。これが「特集」です。

大体月に1回くらいの頻度で、新しい特集が掲載されます。

特集のバナーは、アプリやWEBサイトの目立つ位置(1番上)に置かれるので、多くのお客さんが、特集掲載作品を見に来てくれます。

特集に掲載される流れ

作品が特集に掲載される際は、事前に「xx月xx日の特集に掲載予定です」と、メールで連絡が来るケースが多いです。

上手くハマると多くの注文が入る可能性があるため、「捌けるように、在庫の準備しとけよ?」という運営からのメッセージです。

前日に連絡が来ることもあって、この場合は在庫を増やす時間はありません。

どちらかと言うと、「特集に載るから販売をクローズにしないでね」あるいは、「SNSで特集を拡散してね」という、控えめなメッセージと受け取れば良いでしょう。

ただ、事前連絡が来ない場合もちょいちょいあります。「ん?何かいつもより見られてるぞ?」と思ったら、実は特集に載っていた。なんてケースもよくありました。

奥さん
奥さん

掲載されると、初日にドーンとアクセスが増えるよ!

特集掲載されることのビジネス的な意味

ハンドメイド界隈の発信を見ていると、「特集に載るためには〇〇が大事!」と、方法論ばかりが強調されていて、「なぜそうするのか?」という目的は触れらていません。

「ファン作りのため!」とか言う人もいますが、これはビジネスをよくわかっていない人の発言ですね。もっと分解して考えなければ、本質は見えてきません。

インプレッションの獲得

「特集掲載」は、インプレッション稼ぎです。これ以上も以下もありません。これが全てです。

モノがどれだけ売れるかは、次の計算式で求められます。

「モノがどれだけ売れるか」を導く公式

①インプレッション数 × ②クリック率(CTR) × ③コンバージョン率(CVR)
= 売上個数

3つの変数の意味
  1. インプレッション
    表示回数のこと。お客さんの目に、どれだけ商品が露出したかを測る
  2. CTR(Click Through Rate)・クリック率
    販売ページをクリックする確率。つまり、販売ページの閲覧率とも言える
  3. CVR(ConVersion Rate)・コンバージョン率
    成約率。ハンドメイドであれば、販売ページから購入される確率

計算の「母数」に当たる「インプレッション」が増えれば、それだけ売れる数も増える。こういうことです。

「集客」という言葉を使うケースもありますが、やや定義が曖昧になりがち。ここは厳密に、「インプレッション」と表現した方が正確です。

なお
なお

「特集掲載」は、「インプ稼ぎの一手段」と覚えておこう!

絶対に理解しろ|全ての成果はインプレッション×CTR×CVRで決まる

お気に入り登録が増える

実は、特集に載ったからといって、必ずしも作品が売れるとは限りません。

確かに母数の「インプレッション」は増えるのですが、主に「CVR(成約率)」が低いせいで、結果売れないパターンも往々にしてあるからです(後ほど詳しく解説する)。

しかしボク(というより奥さん)の経験上、特集に載れば、「お気に入り登録」は間違いなく増えます。

奥さん
奥さん

お気に入り登録は、鳴り止まない感じになるね!

お気に入りに登録されると、検索アルゴリズムに評価されて、検索順位が上がる可能性があります。

アルゴリズムは公開されていないので、「可能性」という言葉を使いましたが、お気に入り登録が検索アルゴリズムに好影響を与えるのは、十中八九間違いないでしょう。

結果として、直接特集から流入するインプレッションだけでなく、検索流入からのインプレッションも増加することになるわけです。

奥さん
奥さん

結局、どこまで行ってもインプなんだね

なお
なお

そゆこと。これくらいドライに捉えた方が、本質を見失わないで済むよ

選ばれたければ、中の人の気持ちになろう

インプレッション数アップに、特集掲載は有利です。では、特集掲載されるためには、作家側はどんなアクションが必要なのでしょうか?

次の章で答えを話すわけですが、その前に知っておいてほしい大原則があります。

特集を選んでいるのは、「中の人」、つまり運営している人間だということです。

普通のサラリーマンが、特集に掲載する作品を、「あれでもない、これでもない」と、1つ1つ選んでいるわけです。

おそらくは、特集の度に、掲載予定数の100〜200倍程度は作品を見ていると思います。仮に10作品掲載予定なら、1,000作品はチェックしているでしょう。

かつ、ビジネスですから、特集から売上を上げることが期待されています。「今回の特集は〇〇万円売り上げたました!」みたいなやり取りが展開はずですね。

なお
なお

という想像力を働かせて考えみよう

奥さん
奥さん

ふむふむ、確かに

もしあなたが運営の中の人で、特集掲載作品を選ぶとしたら、どんな作品を選ぶでしょうか?言い換えると、どんな作品が都合が良いでしょうか?

こういう視点で、次の章を見ていってください。

作品を特集に載せる5つのコツ

特集に掲載される作品の特徴は、ズバリこれ。

それすなわち、特集掲載されるコツということになりますね。

特集掲載される作品の特徴

  1. 季節感のある作品
  2. 解像度が高くキレイな写真
  3. シンプルなトップ画像(1枚目の画像)
  4. 残りの画像で作品のことを100%伝える
  5. 作品名に余計な文言を入れない

それぞれ解説していきましょう。

コツ1. 季節感のある作品

中の人の気持ちになってください。月に1回くらいの頻度で、繰り返し特集を組まなければならないわけです。かつ、売上も上げなければなりません。

あなただったら、どんな切り口で特集を組むでしょうか?

鉄板は、毎年やってくる季節行事でしょう。

  • お正月に始まり、
  • 節分
  • お雛様
  • 卒業式・入学式
  • 子供の日
  • 母の日
  • ハロウィン
  • クリスマス

など。季節ネタは外しません。

実際に特集では、しばしば季節ネタが繰り返されています。お客さんも求めていますし、売上もついてくるからでしょう。

その時々の季節にあった作品ラインナップを持っているかは、特集の載りやすさに1番影響する要素になってきます。

なお
なお

そっ!これが大前提よ!

コツ2. 解像度が高くキレイな写真

中の人は、自分で作品画像を用意できないので、作家さん1人1人がアップしている画像をそのまま使うことになります。

となれば、解像度が低い(粗い)画像が混ざっていたら、悪目立ちしてしまいますね。作品の出来云々の前に足切りされます。

もう少し付け加えてまとめると、

  • 解像度が高い
  • ピンボケや白飛びがない
  • 自然な色合い

の写真であることが求められます。

コツ3. 背景がシンプルなトップ画像(1枚目の画像)

特集に使う画像は、中の人が切り取って加工することもあれば、特集掲載作品の一覧として並べることもあります。

背景が小物などでごちゃごちゃしていると、中の人にとっては非常に使いづらい。

作品は良かったけど、使いやすい画像じゃないゆえに、「掲載見送り」というパターンは間違いなくあるでしょう。

小物だけでなく、文字入れについても注意が必要です。

楽天などは、1枚目のサムネの時点で、画像にかなり文字入れをしていますね。しかし、文字を入れてしまうのも、特集掲載からは遠のく原因になってしまいますね。

1枚目の画像は、シンプルな背景に、作品が際立っている構図がオススメです。

なお背景はシンプルであればよく、色は問われません。よって、白である必要はありません。ピンクでも水色でもグレーでも、特集には問題なく掲載されます。

奥さん
奥さん

ウチも、青とかグレーで掲載されてるしね

コツ4. 残りの画像で作品のことを100%伝える

中の人は、「公式のオススメ」というお墨付きとして、作品を特集掲載するわけです。雑誌も同じですが、質の悪いアイテムを載せれば、雑誌そのものの信頼を損ないます。

なお
なお

内閣の「任命責任」のように、中の人には「掲載責任」があるんだ

おそらくは、選定の1回戦は、1枚目の画像だけで行われていると思います。1枚目の第一印象だけで、ほとんど足切りしているはずです。

数ある中から2回戦に残った作品達は、2枚目以降の画像も吟味されているでしょう。正面の画像1枚だけでなく、あらゆる角度から品定めするためです。

中の人としては、「びんぼっちゃま」みたいな作品は、避けなきゃいけないわけです。

知らない人のために「びんぼっちゃま」とは?

平成の初め頃にやっていたテレビアニメ『おぼっちゃまくん』の登場人物。元上流階級だったけど、今は没落して貧乏になってしまった家の子供。

前から見ると立派なスーツだが、後ろから見ると裸という、とんでもない服を着ている。自宅の正面は立派なお屋敷だが、実はハリボテで、正味の家はボロ小屋。

2枚目以降の画像の中で、

  • 正面以外のアングル
  • サイズ感
  • 着画、あるいは実際の使用シーンに近い画像

をチェックして、問題ないと判断した作品を選ぶはずですね。

ニュアンスとしては、複数の画像を駆使して、作品が手元にない運営の人に、あたかも実物を手に取った感覚になってもらうのです。

なお、先ほど1枚目の画像の文字入れはNGと言いましたが、2枚目以降はその限りではありません。ぜひ言葉も添えて、作品の魅力を伝えてください。

コツ5. 作品名に余計な文言を入れない

特集掲載されると、特集用の特設ページに掲載作品がズラッと並びます。ここは運営公式のギャラリーだと思ってください。

ギャラリーで見えているのは、「作品画像の1枚目」と「作品名」です。画像は先ほど触れましたが、作品名についても、悪目立ちする文言は足切り対象になるでしょう。

悪目立ちする文言とは、

  • 再販
  • 大人気
  • 送料無料

のような文言です。

要するに、作品の特徴とは関係ない文言ですね。

ぜひ、リアルなギャラリー(絵画とかの)を想像してみてください。並んでいる作品のタイトルに、「送料無料」とか書かれていたら、興が覚めてしまいますね。

なお
なお

中の人には嫌われる文言だよ。避けた方が無難だね

「おっ!」と覗きたくなるハンドメイドの作品名の付け方【雰囲気ネーミングは卒業!】

特集に載ったのに売れなかったのはなぜ?

実は、特集に載ったからと言って、イコール売れるとは限りません。

実際に、特集に掲載されてワクワクしたけど、見られただけで何も起きなかった。こんな経験をした作家さんは多いと思います。うちの奥さんもその1人です。

特集に載っても売れない理由

  • 中の人の目利きの問題
  • 特集経由の購入率は高くない
  • 見た目はキレイだがターゲット不在だった
  • 見た目はキレイだが使い道がない
なお
なお

作品のせいの場合もあるし、そうでない場合もある。それぞれ見ていこう!

中の人の目利きの問題

あなたは、「特集掲載=売れる作品と認められた」と思っているかもしれません。

しかし、minnneやCreemaの中の人は、ただのサラリーマン。歳は分かりませんが、妙齢のおねーさんなんですかね。いずれにしても、あなたとそんなに変わらない人です。

意外かもしれませんが、ビジネスに精通しているサラリーマンは、本の一握りです。多くは自分の業務に詳しいだけで、ビジネスの全体像などまるでわかっていません。

あなたも知っているように、売れる作品を企画するのは簡単ではありません。中の人も同じで、売れる作品を目利きできるほどの能力はありません。

なお
なお

別に中の人をディスってるわけじゃないよ。そういうもんだと理解して欲しいだけ

奥さん
奥さん

もし自分が運営だったら、売れる作品だけピックアップできるかって話だよね。まずムリだろうな

特集経由の購入率は高くない

先ほど、モノが売れる公式について触れました。

「モノがどれだけ売れるか」を導く公式

①インプレッション数 × ②クリック率(CTR) × ③コンバージョン率(CVR)
= 売上個数

3つの変数の意味
  1. インプレッション
    表示回数のこと。お客さんの目に、どれだけ商品が露出したかを測る
  2. CTR(Click Through Rate)・クリック率
    販売ページをクリックする確率。つまり、販売ページの閲覧率とも言える
  3. CVR(ConVersion Rate)・コンバージョン率
    成約率。ハンドメイドであれば、販売ページから購入される確率

特集に掲載されると、入り口の「インプレッション」が増えます。

「クリック率」はまちまちでしょうが、ともあれ、販売ページの閲覧数も確実に増えます。ここまでは良い。ここまでは特集のブーストが効きます。

しかし、最後の「コンバージョン率(=購入率)」が低ければ、結局ナンボ見られていても、売れないということになります。

なお
なお

掛け算だからね。どれかの変数が限りなく「0」に近いと、結局売れないわけよ

一般論として、検索から流入するお客さんに比べると、特集から流入するお客さんは、コンバージョン率が低い傾向にあります。

理由は簡単。「クリスマスリース」と検索して来るお客さんは、クリスマスリースが欲しいわけです。だから、気に入れば購入する可能性が高いですね。

しかし特集は、欲しいと思っていないお客さんにも、クリスマスリースを見せることになります。雰囲気を気に入ってクリックするかもしれませんが、元々欲しかったわけじゃないので、購入の可能性は低くなります。

マーケティング風に言えば、検索経由のお客さんは「ホット」で、特集経由(実は広告も同じ)のお客さんは「コールド」なのです。

そういうわけで、「特集で見られた割には売れなかった」というのは、ごく自然な現象です。結果として、1個も売れないことも往々にしてあります。

奥さん
奥さん

売れなくても、あんま気に病まない方が良いね

全パターン解説|ハンドメイド作品が売れない理由は1つじゃない!

見た目はキレイだがターゲット不在だった

中の人が、読者の欲しがるアイテムを的確に選べるのは、中の人自身が、読者と同じ趣味嗜好を持っている場合に限られます。

男性ファッション誌の『Lightning』は、古き良きアメカジファッションの雑誌です。編集部はコテコテのアメカジ好き。だから中の人自身が欲しいアイテムを選べば、自然と読者が欲しがるアイテムを紹介できます。

こういうパターンだと、中の人の目利きは機能します。

ハンドメイドのジャンルは幅広いですから、minneやCreemaの中の人は、必ずしもお客さんと同じ趣味嗜好ではありません。

お客さんが本当に欲しい作品など知らない中で、「これなんかどう?」と選んでいるわけです。

言ってみれば、おじさんのボクが、10代女子の洋服を「これがウケそうかな?」とセレクトするようなもの(考えるだけでキモいですね)。土台ムリな話でしょう。

数多の作品を見ている中の人の目に留まったわけですから、クオリティの高さは間違いないと思います。しかし、キレイにまとまっているだけで、実のところ誰も欲しがらない、「ターゲット不在」の作品になってしまっている可能性があります。

なお
なお

このケースに該当する場合は、そもそも商品設計をミスっている

特集掲載されても売れないが、特集掲載される以前も、ほとんど売れていないはずだよ

1つ上のレベルへ|売れるハンドメイド作品の4原則と16の着眼点

見た目はキレイだが使い道がない

いくらキレイで、クオリティが高くて、お客さん自身も気に入ったとしても、それでも売れないことがあります。

例えば、精巧にできたステンドグラス。一目でメチャクチャ気に入ったとしましょう。

しかし、「それどこに置くの?」「何に使うの?」となっては、どんなに気に入っても買わないでしょう。お気に入り登録して、フォローもして、でも買いません。

これが「リース」や「ランプシェード」だったら、買っても良かったんですけどね。

使い道のない作品は売れませんし、一般に買う習慣のないアイテムも売れません。見た目だけでは、どうしても越えられない壁があるのです。

なお
なお

めっちゃ当たり前の話なんだけどさ、ビジネス経験がある人じゃないとわかんないんだよね

「作品」と「商品」の違い。売れる作家が意識しているのはどっち?

特集掲載を狙いに行くべきでない理由

以上を踏まえて、ボクの意見を述べます。

確かに、特集に載る意味はある。しかし、あえて特集を狙いにいくために、意識して行動する必要はないと考えます。

なお
なお

逆張りのように聞こえるかもだけど、理由を聞けば納得してもらえると思う

季節感はあえて出しにいくものではない

もし特集を狙いにいくなら、季節感のある作品を作ることになるでしょう。根本的には、そうするしかありませんから。

あなたが元々季節に関する作品を売っているか、あるいはケーキ屋さんみたいに季節感を付加しやすい商品を売っているなら、問題ありません。

しかし、元々季節商品を扱ってもいないし、季節に合わせられるような柔軟な作風でもないに、特集のためだけに季節商品を作るのでしょうか?

ボクの奥さんは、フワラー関連の作品を作っています。母の日などは、需要がある季節イベントです。

しかし、それ以外の季節イベント、例えばハロウィンなどに合わせて、無理やりハロウィン仕様のフラワーアイテムを作るのかという話です。

ハンドメイド作家が作れる作品数は限られますから、自然とラインナップの数も限られます。少ない枠を、季節商品で埋めていくのでしょうか?

そうではなく、年中売れる定番作品が軸であるべきです。あなたが得意で、あなた作りたくて、あなたが自信を持って提供できるスペシャリテ(とっておきの作品)です。

あなたのスペシャリテが、たまたま季節商品だったら、それはそれで良いでしょう。しかし、そうでないなら、特集のために捻じ曲げるのは良くない。

それに、季節によって需要が激しく上下する作品がメインになっては、売上の変動も激しくなります。結果として、不安定なビジネスになってしまいますね。

加えて、ビジネスは仮説検証の繰り返しですから、次回が1年後ってのは遅すぎます。もっと早いサイクルで検証→改善していかないと、いつまで経っても成長しません。

奥さん
奥さん

季節性のある作品は、サブで扱うくらいで良いよねー

なお
なお

特集に振り回されて、月が変わるごとに手を変え品を変え、こだわりのない作品を作り続ける。まさに、本末転倒だよ

所詮はインプ稼ぎの一手段に過ぎない

何度もすみませんが、特集掲載は、インプレッション稼ぎの1つの手段に過ぎません。

「ファン化が〜」とか、「権威性が〜」とかいう人もいるかもしれませんが、そんなものはこじつけです。ただのインプ稼ぎにしかなり得ません。

インプレッションとは、お客さんの目に作品は触れる数のこと。別に見てもらえさえすれば、特集掲載である必要ないわけです。

インプレッションを増やす方法

  • 広告
    広告=インプレッションを買う行為。手軽なインスタ広告がオススメ
  • SEO
    検索結果の上位表示を狙うこと。minneやCreemaの上位表示を狙うべし
  • SNS
    見られている時間が長く、企業と競合しづらいSNSは、インプレッション稼ぎの本丸。避けては通れない
  • イベント出展
    インプ稼ぎはネットだけとは限らない。イベント出展は、インプレッション獲得だけでなく、多くの学びがある

で、「特集」がインプ稼ぎの手段として優秀かと言えば、答えは「No」。

結果をコントロールしづらく、選ばれたところで一過性。その上、成果につながらないことも多い。特集掲載からのシンデレラストーリーは、実際には滅多に起こりません。

「特集」にこだわる必要はない。同じ関心を傾けるなら、SNSの方が生産的です。

なお
なお

普段は意識せず、「掲載されたらラッキー♪」くらいの感覚がちょうど良いね

絶対に理解しろ|全ての成果はインプレッション×CTR×CVRで決まる

まとめ:ここまでやっておけば十分

というわけで、特集は意図して狙わず、「掲載されたらラッキー」の感覚で構えておけば良いのです。

特集掲載のコツは次の通りでしたが、それぞれに対する向き合い方も添えておきましょう。

特集掲載されるコツ

  1. 季節感のある作品
    →あえて作風を曲げてまで取り組む必要はない
  2. 解像度が高くキレイな写真
    →特集に関わらず実践しなければならない
  3. シンプルなトップ画像(1枚目の画像)
    →特集に関わらずそうするのが妥当
  4. 残りの画像で作品のことを100%伝える
    →特集に関わらず実践しなければならない
  5. 作品名に余計な文言を入れない
    →特集に関わらずそうするのが妥当
なお
なお

というわけで、当たり前のことだけやっときゃ良いのよ

奥さん
奥さん

特別なアクションは必要なし!

これだけやっておいて、あとは運営さんの選択に委ねましょう。

別に特集に選ばれなくてもよし。選ばれたラッキー。選ばれて売れなくても、それはそれでしょうがない。というスタンスでOKです。

カテゴリー: 集客

なお

About なお

専業ハンドメイド作家の奥さん(現在は産休→育休中)の売上を20倍にした夫。二児の父。IT大手で営業7年、商品企画3年を経験したのち独立。ビジネス経験0のハンドメイド作家が、専業で食べていけるマーケティングノウハウを発信しています♪

現在、0歳児が家にいるため執筆が進みません...。代わりに、SNSの「Threads」で発信してます。

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