• Skip to primary navigation
  • Skip to main content
  • Skip to footer
ロジカルハンドメイドマーケティング

ロジカルハンドメイドマーケティング

専業作家を目指す人のためのハンドメイド専門マーケティングサイト

  • 記事一覧
  • Q&A
  • 推薦ツール
  • 推薦図書
  • 自己紹介
  • フリー相談会
  • メルマガ
ホーム > Q&A > 昔に適当につけてしまったブランド名を、今さら変えるべきか悩んでいます。

昔に適当につけてしまったブランド名を、今さら変えるべきか悩んでいます。

投稿 : 2024年6月18日
更新 : 2025年5月23日

なお
なお
ご質問いただきました!

昔に適当につけてしまったブランド名を、今もずっと使い続けています。

コンセプトのことを考えると付け直したいのですが、これで何年もやってきて、お客さんからも認知もされている状態で、今さら変えるべきか悩んでいます。

ブランド名を「変えるor変えない」の判断基準などはあるのでしょうか?

デビューしたての頃は、深く考えずにブランド名をつけてしまいますよね。

しかし、いろいろ学ぶと、ブランディングにおけるブランド名の重要性が見えてきます。そうすると、「変えるべきか?」という悩みが出てきますね。

なお
なお

OK!バッチリ答えるよ!

まずは結論から。

「まだ認知されてないなら変えてもいいが、一旦認知された後は、リスクの方が大きい。ブランド名は据え置きにしておこう」です。

Content

Toggle
  • ブランド名の本来の意義
  • ブランド名変更のリスクを知ろう
    • ブランド名を変えない企業は多い
  • どんなブランド名でも、行動次第でイメージは変えられる
  • ブランド名を切り替えた方が良いケース
    • まだファンがほぼいない
    • ガラッとターゲットが変わるとき
    • 指名検索で1位を見込みづらいとき
    • あまりにもネガティブなイメージがついてしまったとき
    • リブランドの必要に迫られたとき
  • 参考記事

ブランド名の本来の意義

「名は体を表す」と言うように、ブランド名は本来、あなたのブランドの本質を言い表さなければなりません。

ここで言う本質とは、「ブランドコンセプト」です。

そして、ブランドコンセプトとは、「誰に何を届けるか」です。あなたが相手にするのはどんなお客さんで、その人達に、作品を通してどんな理想の未来を届けるか。

ブランド名の字面に、このブランドコンセプト言い表す必要があるということです。

  • Amazon
    :世界最大のエブリシングストア。その圧倒的な規模や広大さを、世界最大河川の「アマゾン川」に喩えた
  • NIKE
    :ギリシャ神話の勝利の女神「ニケ」から。ブランドが持つ「スピード感」や「躍動感」を、女神ニケの翼に喩えた
  • メルカリ
    :ラテン語で「商いする、マーケット(市場)」の意味

最終的にブランド名は、ただの字面の意味だけでなく、それ自体が記号と化します。文字の意味を超越して、その記号を見聞きしただけで、ブランドコンセプトが思い出されるようになります。

NIKEは、初めのうちは女神ニケの翼のイメージにあやかっていたかもしれません。しかし現在は、「NIKE」という4文字そのもの、あるいはスウッシュロゴそのものに、イメージが宿っています。

ナイキはホテルを経営していない。だが、経営していれば、おそらくどんなホテルか想像がつくだろう。それが、ナイキのブランドだ。

セス・ゴーディン『THIS IS MARKETING』より

この状態まで持っていくことが、ブランディングの目標と言えるでしょう。

なお
なお

ここまでは前段。教科書通りの話だ

ブランド名変更のリスクを知ろう

というわけで、ブランド名は、ブランドコンセプトを体現するための1つの装置です。

質問者さんは、その事実に気が付いたからこそ、ブランド名の変更を思い立ったのでしょう。昔より、ビジネスセンスが磨かれたことの現れだと思います。

しかし、一定のお客さんがついている状態でのブランド名変更は、リスクを伴います。

「Twitter」が「X」に改名した際、多くのユーザーはスッと気持ちが切り替わりませんでした。「X(旧Twitter)」という併記もよく目にしました。

なお
なお

ブランド名変更が浸透するには、一定の時間がかかるものと考えよう

とはいえ、Twitterは影響力のあるメガブランドですから、いつかは新しいブランド名の「X」に、名実ともに切り替わるでしょう。

しかしこれが、そこまで影響力のないブランドだったらどうでしょうか?

例えば、日本酒で人気のある「獺祭」というブランドがありますね。このブランド名が、急に「ぽんぽこ」に変わったとしましょう。

相当数のお客さんが、「ぽんぽこ = 獺祭」と認知しないまま、離れていってしまいます。次のブランド名に引き継げなかったお客さんは、今頃別ブランドのお酒を楽しんでいることでしょう。

奥さん
奥さん

全国的に知られてる「獺祭」のレベルでもこうなっちゃうかぁ

なお
なお

まぁ勝手に想像してるだけだけどね

でも、当たらずとも遠からずだと思うよ

ブランド名を変えない企業は多い

そんなわけで、ブランド名を変更するのが適当な場合でも、ブランド名を変えないケースはかなり多いのです。

「Google」は、本当は「Googol(10の100乗)」というブランド名にするつもりが、うっかり誤字で設立されてしまいました。

「でも、まぁいっか」で、今に至っています。

「DHC」は、元々の事業であった「大学翻訳センター」の略です。事業内容は全く変わってしまいましたが、今でもDHCのままです。

これまで大事に育て上げてきたブランドに「あえて」メスを入れ、既存のお客さんの何割かを失うかもしれないリスクをとってまで、改名すべきか。

彼らの答えは「NO」だったわけです。

なお
なお

彼らの懸命な判断は、正しかったと思う

どんなブランド名でも、行動次第でイメージは変えられる

「Apple」の意味は、「リンゴ」です。込められた意味は色々あるのかもしれませんが、ただの「リンゴ」ですよ?こんなふざけたブランド名があるでしょうか?

しかしAppleは、今や時価総額世界一のブランドです。「Apple」という記号は、すでに果物のリンゴではなく、Apple社のクールなイメージに結びついています。

奥さん
奥さん

さっきの「NIKE」の例と同じだ!

なお
なお

ブランド名が「記号」になっている状態だね

明確なブランドコンセプトを掲げ、それを実直に守り、決して裏切ることがなければ、あなたのブランド名もいつか記号になります。

もちろん、個人でやってる規模なので、世間のみんなにとはいきません。しかし、あなたのファンは、あなたのブランド名に特別なイメージが結びつくでしょう。

仮にそれが、どんなにトンチンカンなブランド名であってもです。

あなたの行動次第で、ブランドのイメージは作れます。それこそが、「ブランディング」の真に意味するところです。

ブランド名を切り替えた方が良いケース

とはいえ、ブランド名を変えた方が良いシーンも、ないわけではありません。

4つのシーンを挙げましょう。ただし、いずれも限定的なシーンです。

まだファンがほぼいない

まだあなたにファンがついていないなら、改名によるリスクはありません。

不幸中の幸いというと失礼ですが、ともかくまだ改名できるチャンスです。いい加減なブランド名をつけてしまっているなら、改名を検討してください。

特に目安があるわけではありませんが、月1万円以下の売上なら、改名のリスクはほぼ皆無と言って良いでしょう。

ガラッとターゲットが変わるとき

ターゲットのお客さんがガラッと変わる場合、これまでのお客さんにいくら認知されていても、あまり意味はありません。

新しいターゲットのお客さんに認知されていないなら、改名によるリスクはありません。新しいターゲットが見て、ブランドをイメージしやすい名前に変えてもOKです。

ただ、これまでお客さんがついていたブランドを、わざわざ捨てる必要はないかもしれません。その場合は、改名ではなく、新ブランドを立ち上げる方が賢明ですね。

指名検索で1位を見込みづらいとき

ブランド名には、ブランドイメージを伝える役割の他に、「検索に引っ掛ける」という役割も担っています。

大雑把に言えば、ブランド名が記号化して、ブランド名で指名検索してもらい、指名買いが起きるようにすることが、ブランディングのゴールです。

となると、「ブランド名で検索しても1番上に出てこない」というのは、不利な状況になってしまうんですね。

想定されるケースには、

  • 同じブランド名で、もっと知名度の高いブランドが存在する
  • 汎用的な単語をブランド名に使っている

があります。

ただ、当てはまったとしても、改名するかは悩ましいところ。もしするなら、早めに決断した方が良いですね。後になるほど、リスクの方が大きくなりますから。

あまりにもネガティブなイメージがついてしまったとき

現ブランド名に、ちょっとやそっとでは拭いきれない汚点がついてしまったときは、改名せざるを得ないかもしれません。

「ジャニーズ事務所」がこれに当たります。あの状況下では、「ジャニーズ」というブランド名に、反社会的イメージがこびりついてしまっていました。

「ビッグモーター」も、もうマイナスのイメージの方が強くなってしまいましたね。

リブランドの必要に迫られたとき

「Twitter」が、まさにこのパターンでした。

Twitterを買収したイーロン・マスクは、テスラやスペースXの親分で、世界一尊敬を集めている起業家の1人です。

イーロンは、ネット上の「言論の自由」を、非常に大事なものと考えていました。そいういう背景から、イーロンはTwitterが大のお気に入りでした。

しかし、アメリカのTwitterは、日本以上にスパムが横行し、ゴミ溜めのような場所になってしまっていました。これでは、ネット上の言論の自由は達成されません。

そしてイーロンは、キラキラした(チャラついた)感じのスタートアップを好みません。男くさいエンジニア中心の世界が、大のお気に入りです。

要するに、彼は買収したTwitter社を、自分の理想の世界にリブランド(ブランドイメージの一新)したかったんですね。

「ブランド名」を変えたかったのではなく、その上位にある「ブランドイメージそのもの」から変えたかったのです。

改名とリブランドには、天と地ほどの差があります。リブランドは、もっとずっと重い意思決定です。

なお
なお

個人のハンドメイド作家がリブランドまでするケースは、ほとんどないでしょう

参考記事

ハンドメイド作家のためのブランディング入門【もうフワッとしない】

しっくりくるハンドメイドのブランド名/ショップ名/屋号の付け方

なお

About なお

専業ハンドメイド作家の奥さん(現在は産休→育休中)の売上を20倍にした夫。二児の父。IT大手で営業7年、商品企画3年を経験したのち独立。ビジネス経験0のハンドメイド作家が、専業で食べていけるマーケティングノウハウを発信しています♪

現在、0歳児が家にいるため執筆が進みません...。代わりに、SNSの「Threads」で発信してます。

»『自己紹介ページ』へ
»『Threads』はこちら
»『メルマガ』もやってます

※本サイトを紹介いただくのは大歓迎ですが、コンテンツの無断利用は断固NG。今は見逃してますが、そのうち行動します^ ^

Reader Interactions

コメントを残す コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Footer

キーワード検索

コンテンツ

  • 記事一覧
  • Q&A
  • 推薦ツール
  • 推薦図書
  • 自己紹介
  • フリー相談会
  • メルマガ

運営情報

  • ホーム
  • お問い合わせ
  • 五箇条の御誓文(サイト憲章)
  • プライバシーポリシー
  • 特定商取引法に基づく表記

カテゴリー

  • 始めに押さえておこう (25)
    • マインドセット (6)
    • 人生哲学 (6)
    • スキルセット (3)
    • ビジネスリテラシー (5)
    • 環境準備 (5)
  • ブランディング (11)
    • ブランドの作り方 (4)
    • ブランドアセット (7)
  • 商品設計 (18)
    • リサーチ (5)
    • 商品企画 (10)
    • 価格付け (3)
  • 出品しよう (9)
    • 販売 (4)
    • 販売チャネル (2)
    • 販売ページの仕上げ方 (3)
  • マーケティング (15)
    • 基礎知識 (4)
    • 集客 (3)
    • セールス (5)
    • 顧客単価アップ (3)
  • 売れた後 (6)
    • お客さま対応 (3)
    • クレーム対応 (3)
  • 管理業務 (6)
    • 法律関連 (4)
    • ツール (2)

Copyright © 2025 ロジカルハンドメイドマーケティング All Rights Reserved.