
作った作品が、何となくどこかで見たような作品になってしまいます。
同ジャンルの作家さんの作品を参考にはしているものの、なるべく同じにならないように工夫しているつもりです。
でも、細かい点は違っても、遠目で見たらやっぱり似ている気がします…。
特に苦情などには発展していないのですが、やっぱりもっとオリジナリティのある作品にしたいと思っています。
クリエーターとしては、やっぱり自分らしい作品にしたいですね。
作った本人が似ていると言うんですから、お客さんもそう思っているでしょう。これでは差別化できず、あなたの作品じゃなきゃいけない理由がありません。

一見するとかなり難しい問題だけど、明確な解決方法があるよ!
まずは結論から。
「参考にする場所が近すぎる。もっと遠くのものを参考にすれば、それはもうあなたのオリジナルだ!」です。
完全なオリジナルなど存在しない
「学ぶ」は、元々「まねぶ」という言葉から派生したものです。そう、「学ぶ」とは、マネをすることなんですね。
どんな作家も、最初は誰かの作品をマネします。手芸本や刺繍本のマネから始めた作家さんも多いと思います。この時点では趣味ですから、問題ありません。
では、いざ趣味を卒業して、ハンドメイド販売を始めるとしましょう。商業作家さんになったら、誰の作品も参考にせず、全くのオリジナル作品を作り始めるのでしょうか?
答えは、「NO」です。
断言します。あなたが憧れている先輩作家も、絶対に誰かの作品を参考にしています。個展を開いている人気作家もそう。現代アーティストもそう。
人間は、全く0からアイデアを思いつくことはできません。過去の歴史を振り返っても一度もありません。

あったのは、過去の誰かのアイデアを参考にして、組み合わせただけだ
「龍」も「麒麟」も「ペガサス」も「人魚」も「ポケモン」も、既存動物を合成したものです。人間は、全く新しいキャラクターを生み出したことは一度もありません。
自身も脚本家で、シナリオ養成講座を主催した新井一氏は、ストーリーの型は23種類しかないと言います。古今東西の作品は、切り口が違うだけで、ストーリーはみな同じなんだそうです。

マジか!アイデアってそういうもんなんだ!
なぜ人気作家の作品は斬新なのか?
では、斬新なデザインで人気の作家さんは、金太郎飴のように同じ作品ばかりを作っているその他大勢とは何が違うのでしょうか?
それは、参考にしている場所が違うのです。もっとずーっと遠くにあるモノを参考にしているのです。
多くの作家は、近くしか見ていません。刺繍作家なら、よその刺繍作家を参考にします。ネイルチップ作家は、よそのネイルチップ作家を参考にします。
しかし、斬新なアイデアを連発する作家は、
- 古典美術だったり、
- 建築だったり、
- 自然だったり、
- 宇宙だったり、
- 昆虫だったり、
- 妖怪だったり、
- 水の波紋だったり、
- 化学の法則だったり、
と、全く違うところからアイデアを拝借しているのです。
もちろん他でも構いません。アイデアを拝借する候補は、この世の果てまでずーーーっと続いているのですから。
その凝り固まった眼を、一度外に向けてみてくださいな。世界は広い。美しいものも、面白いものも、まだまだいっぱいありますよ。

より取り見取り。選びたい放題だぜぇ?
どうやって視野を広げるか?
とはいえ、あなたの身の回りをグルッと眺めてみても、すぐに新しいアイデアは見つからないかもしれません。
視野を広げるヒントを授けましょう。
良い物をたくさん鑑賞しよう!
まずは、「美術館」や「博物館」に通う習慣をつけるのがオススメです。
世間で評価されている作品をじっくり鑑賞してみてください。
- 造形だったり、
- 色彩だったり、
- 作品に込められた哲学だったり、
優れた作品には何かしら目を見張るものがあります。
それを、感じ取ってください。そして、作品に生かしてみてください。
他には、神社仏閣も学びが多いですね。宗教は、世界観作りの最高のお手本ですから。京都旅行に行くのも、良い学びになるでしょう。
あなたの中に鑑賞のストックが溜まっていけば、アイデアはより取り見取りです。100作品から良いところをちょっとずつ盗めば、それはもうあなたのオリジナルです。
自然を鑑賞する
日本人は、自然そのものが持つ美しさを、「花鳥風月」と呼んで愛でてきました。人間の脳は、自然物を美しいと思うようにできているようです。
山や川に出かけてみるもの良いですが、効率よく見るなら「植物園」や「動物園」や「水族館」も良いですよ。
大人になって改めて観察すると、
- キジの鮮やかな羽
- コガネムシや玉虫の体
- フクロウの黄色い瞳
は、本当に美しいなと思います。
ヘビクイワシって知ってます?立ち姿がメチャクチャ凛々しくて、歩く芸術作品みたいなんですよ。
アリって、羽が生えている個体がいたり、他の個体の4倍くらいデカいヤツがいたりするんですよ。もし人間もそうだったらって想像すると、すごく不思議な気持ちになります。

自然からも、たくさんのインスピレーションをもらえる!
自分とは違う層のファッションを観察する
ボクは、仕事で渋谷に行く機会があるのですが、時間があるときは、散歩がてら原宿まで足を伸ばすことにしています。
最近の若者がどんなファッションをしているかを観察するためです。
こう言うと自分がオジサンになったことを痛感するのですが、やっぱり若者のファッションへの感度というか、貪欲さって、自分と全く違うんですよね。
少し歳を重ねると、ファッションよりも、グルメとか体験に興味が移ってきますが、若者はとにかくファッションなんです。だから奇抜なものがたくさん見れるんです。
関係ないですが、最近の若者を見て、ようやく理解できたことがあるんです。
ボクが10代の頃は、肩張ってるジャケットとか、シャツインとかは、「ダサい」って感覚だったんですよね。もう過去の遺物って感じで。
でも今の若い人って、それがオシャレになっているんですよね。「流行は繰り返す」って、ホントだったんだなぁって、今になって実感します。

ホントにね!でも最近の子が着てると、なんか様になって見えるから面白いよね
ということは、自分が「ダサい」って感覚は当てにならなくて、忘れ去られた過去の文化に、拾えるアイデアがたくさんあるんだろうなと思います。
ちょっと与太話が長くなりましたね。
あとは、自分が普段読まない雑誌を見るのもオススメです。
- 違う世代が見る雑誌
- 異性のファッション雑誌
- インテリア雑誌
- ハイブランド系の雑誌
- アウトドア系の雑誌
などを見ると、参考になるアイデアがたくさん見つかると思います。

雑誌読み放題サービスなら、月500円くらいで全部読めるよん
参考記事
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