ご質問いただきました!
元々ショップに勤務して、ハンドメイド作品を作っていました。この度独立して、自分のブランドを立ち上げたいと思っています。
制作スキルはすでにあるので、今の私に足りないのは売るためのスキルだと思っています(マーケティングは全く経験がないので、完全に素人です)。
なるべく早く結果を出したいので、コンサルにサポートしてもらうことも視野に入れています。
ハンドメイドのコンサルに依頼するとしたら、どんな人を選べば良いのでしょうか?何か選別するポイントなどはあるのでしょうか?
または、コンサルなどいなくても、結果を出せるような勉強方法はあるのでしょうか?
教えていただければ幸いです。
成功までにかかる時間を、お金で買いたいということですね。その姿勢は素晴らしいと思います。
「それ、ボクに聞いちゃうの?」という感はありますが、正直にお答えしましょう。
コンサル無しでも結果は出せる。が、…
コンサルをつけなくても、「無料の情報」と「ビジネス書」で、十分結果は出せます。
手前味噌ですが、このサイト内で、売るために必要なノウハウは大体解説しています。
多少ビジネス経験がある人や、勘の良い人であれば、コンサルなど不要でしょう。そうでない人でも、地道にやっていけば高確率で売れる作家になれるはずです。
まだ書き足りてないノウハウはあるんだけど、今の時点でも7割くらいは網羅してると思うよ
ただ、ハンドメイド作家は、規模は小さくても歴としたビジネスです。1つ1つで要求されるスキルレベルは高くない代わりに、全方位的にスキルが必要です。
ライターのように「文字が書ければ良い」とか、動画編集者のように「動画を編集できれば良い」というビジネスではありません(ちょっと語弊はありますが)。
それゆえに、必要な情報量は、それなりのボリュームになってきます。ビジネス初心者だと情報に圧倒されて、ちょっと噛み砕くのに時間がかかるかもしれません。
そういう意味では、
- 「今はこれをやろう!」
- 「次はこっちね!」
と、マンツーマンで導いてくれる人がいた方が、道のりはいくらか短くなるでしょうね。というよりは、遠回りせずに済むといった感じです。
(まともな人であることが前提ですが)コンサルがいた方が、早く結果が出るという考え方は間違っていません。
避けるべきコンサルの特徴
ホントであれば、「こういうコンサルなら信頼できるよ」と伝えたいところですが、ボク自身がこういう発信をしている手前、どうしてもバイアスがかかってしまいます。
そのため、どうやっても公平な目線で伝えることができません。
ボクのポジショントークを押し付けたくないので、ここは逆説的に、「こういうコンサルは地雷だから避けて!」という特徴をお伝えします。
まどろっこしいと思われるかもしれませんが、これはボクなりの筋というか正義なので、ご理解いただければと思います。
こんなコンサルは即アウト!
- 無料で発信している情報がショボい
- 具体的なアクションが想起できない
- リサーチ命と教えている
- 短期間で成果が出るとアピールしている
- グループコンサルをやっている
- 初っ端から「こうしろ」と指示してくる
基本的には、どれか1つでも引っ掛かったらアウトと思っていい
ダメ1. 無料で発信している情報がショボい
どんな業種であっても、今どきコンサル業をする人なら、無料でノウハウを発信しているのが当たり前。
媒体はさまざまですが、
- SNS
- ブログ
- YouTube
- 電子書籍
のどれかはやっているはずです。
基本的に、コンサルにお金を払って手に入るアディショナルなコンテンツは、
- 無料情報から、もう一歩踏み込んだノウハウ
- 情報量は無料のものと差はないが、ステップの区切り方やサポートによって、迷わずに進めるようにする
のどちらか。
有料コンテンツは、無料コンテンツがベースになっています。両者の質は100%比例するので、無料コンテンツがしょぼければ、有料コンテンツも間違いなくショボいです。
どのレベルがショボいか判断つかない人は、このサイトの記事の質と見比べてみて!
SNSオンリーの発信者には注意!
これは、割と確信度の高い判別方法になって来ます。「SNSオンリー」で発信しているコンサルは、おそらくショボいです。
というのも、SNSは、1投稿に詰め込める情報量がかなり少ないですよね。インスタのフィードなら10枚だけですし、Xなら140文字だけ(例外はありますが)です。
身のあるノウハウを発信するには、SNSは紙面が小さすぎます。まともなコンサルなら、YouTubeやブログのように、もっと中身を詰め込める媒体を使うはずなんです。
- YouTubeであれば、おそらく少なくても10分以上の動画になるでしょう。これは、インスタのリールの10倍の情報量です。
- このサイトの各記事は、大体8,000〜10,000文字(400字詰め原稿用紙20〜25枚分)くらいです。
人様に教えるレベルの知識があるなら、これくらいの紙面はどうしても必要です。
SNSだけで発信が完結できる時点で、そのコンサルの知識が乏しいとわかってしまうのです。
長文ツイートはまだ良いけど、インスタはホントに薄い。限界まで薄めたカルピスのよう
インスタオンリーでノウハウ発信しているコンサルは要注意
ダメ2. 具体的なアクションが想起できない
ありがたいことに、本サイトの読者様から、
- 無料でこんなにわかりやすい情報を発信してくれて感謝しかない
- 有料コンテンツより遥かに充実している
といったご感想を頂戴しています(1度や2度じゃありませんよ)。
逆に言えば、世のコンサルが発信している情報はわかりにくいわけですね。そうでなければ、わざわざ長文で感想を書いてくれる読者などいませんから。
なぜ、彼ら彼女らのノウハウはわかりにくいのでしょうか?
簡単です。具体的なアクションが想起できないからです。
- お客さんを第一に考えよう!
- 愛される作品を作ろう!
- 自分が作りたいモノではなく、お客さんが欲しがるモノを作ろう!
というノウハウをしょっちゅう目にします。
ハハハ!よく見る、よく見る!
いや、その通りですよ。
でも、それで具体的なアクションをイメージできますかね?できないでしょう?だからわかりにくいんです。だからダメなんです。
ホームランを打ちたい人に、「思いっきりバットを振ろう!」と言っているようなもんです。それで打てるなら誰も苦労しないっつーの。
言語化能力の低いコンサルは無能
なぜ世の多くのコンサルが、こんなフワッとしたノウハウしか教えられないのだと思いますか?
彼ら彼女らに、言語化能力が不足しているからです。成功の因子をキチンと分解して理解できていないのです。だから理路整然と伝えることができないのです。
そのコンサルさんは、確かに売れた経験があるのかもしれません。しかしその理由を、1→10まで理解できていません。要するに、わかったフリなんですね。
ひょっとすると、ホントにわかった気になっていて、実は自分がわかったフリをしているという自覚すらないかもしれません。
こんなんじゃ、クライアントを成功させることはできないよ
本来「ノウハウ」とは、「同じ条件なら、誰がやっても同じ結果が得られる」でなければなりません。
コンサルにとって、再現性こそが「命」です。具体的なアクションを提示できていない時点で、再現性もクソもありませんね。
具体的なアクションまで落とし込んで言語化しない時点で、そのコンサルは、コンサルを名乗る資格も覚悟もないということです。
ダメ3. リサーチ命と教えている
ハンドメイドに限りませんが、やたら「リサーチが9割!」みたいに、リサーチを全面に押し出してくるコンサルさんが一定数います。
確かにリサーチは必要なプロセスです。しかし、リサーチが1番目に来てしまっているのは、実力不足を公言しているようなもの。
確かによく聞くし、あんま良いイメージはないけどさ、何がどうダメなの?
うん、冷静に考えたらわかると思うよ
リサーチ命のコンサルは、効果的なリサーチの仕方を教えてくれます。そうして、すでに成功している人を観察して、成功要因を見出してマネしようということなんですね。
確かに、「ビジネスはマネから始めよ」というのは一つの真理。「学ぶ」の語源は、「まねぶ」です。考え方自体は間違っていません。
しかし、「それ、リサーチするまでもなくわかるじゃん?」というノウハウを教えずに、全てをリサーチから拾うように教えるのは、明らかに間違っています。
- 画像は多い方が良い?
- 着画があった方が良い?
- 商品紹介文は充実させた方が良い?
- サムネイルはネガティブから入ると反応が良い?
そんなの当たり前です。リサーチするまでもありません。すでに体系化されている理論で説明できます。
リサーチ一辺倒なコンサルというのは、要するに勉強不足なんですね。
足元ばかり見ていて、もっと上にある原理原則がわかっていないのです。木を見て森を見ず。効率が悪いですし、抜け漏れも絶対に出てきます。
できるコンサルなら、リサーチは必要最低限に留める努力をします(結果それなりの量になってしまうとしても)。そういう人間の口からは、「リサーチが9割!」という言葉は出てこないのです。
ちょっと難しい言い方をすると、リサーチだけで回そうとする人は、「演繹(えんえき)」的な思考ができないんだ。気になる人は、「演繹」でググってみて
ダメ4. 短期間で成果が出るとアピールしている
例えば、「誰でも3ヶ月で結果が出るよ!」と教えているコンサルは、疑ってかかった方が良いでしょう。
この話は、いくつか問題があります。
スタンスの問題
誰でも彼でも「3ヶ月」と言ってしまえる時点で、不義理なコンサルだと思います。
これから売れたいと思うハンドメイド作家は、専業でたっぷり時間を使える人もいれば、副業だったり、子育て中だったりで、時間を割けない人もいます。
また、頑張り度も人によって差があるでしょう。
そういう個人差をムシして、十把一絡げに「3ヶ月で成功できます!」と言えてしまう人の神経が理解できません。
クライアントよりも、自分の利益欲しさが勝っている証拠です。こういう不義理なコンサルを選んでしまうと、あまり良い結果にはならないでしょう。
正直に、「成功までにかかる時間は人によって異なります」「本人の努力を必要とするので、必ずしも結果は保証できません」と言ってくれるコンサルの方がずっと誠実です。
ライザップみたいに、絶対に期間内に結果を出させる覚悟があるなら良いけどさ。ビジネスのコンサルはそんなこと言えないでしょ?
急激に上がったものは、急激に下がる
ビジネスに限らずなんでもそうなんですが、「急激に上がったものは、急激に下がる」運命にあります。これは、どうやら世界を支配する法則の1つのようです。
- 急激に上がった血糖値は、急激に下がる
- バブルで急騰した価格は、はじけて一気に暴落する
- スピード婚したカップルは、大体すぐに離婚する
ビジネスでも同様。急激に成果が出るノウハウは、落ちるのも早いです。賞味期限が、かなり短いんですね。
短期間で成果が出ると教えているコンサルは、タイムリーで、刹那的に使える抜け道のようなノウハウを持っていることが多いです。
- 「今はコレがアツい!」とか
- 「波に乗るなら今!」とか
いうフレーズをよく使います。
ノウハウ自体も単純というか簡単で、とにかく「今これをやれば売れる!猿でも売れる!」という論調です。
うわぁ、これもよく聞くフレーズだね
で、1年か2年したら、もう別のことを言ってるわけよ
ボクは、こういうコンサルを密かに、「味の素コンサル」と呼んでいます。
料理人になりたい人に、「コツを教えよう!この魔法の粉(正体は味の素)をかけるだけ!」と教えているようなもんです。
その瞬間はいいかもしれませんが、
- ライバルも味の素を使うようになったらどうするのでしょうか?
- 味の素より旨い調味料が出てきたらどうするのでしょうか?
短期で成果が出るノウハウは、得てして短絡的です。そんなうまい話はありません。
逆に、じっくりと着実に階段を登っていった人は、中々落ちません。
「誰でもカンタンに3ヶ月で!」と喧伝するコンサルよりも、「大変で厳しいけど、着実に成功への階段を登らせます」と言うコンサルを選びましょう。
ダメ5. グループコンサルをやっている
「グループコンサル」とは、1人のコンサルが、4人程度のクライアントに対し、同時にコンサルをする形式です。時間は1〜2時間程度が一般的でしょう。
ちょっと悪い言葉を使いますが、グループコンサルをやる人は、性根が腐っています。
基本的に、グループで深い話はできません。
- 「グループインタビュー」では、お客さんの本音は掴めません。やるなら間違いなく「デプスインタビュー(1対1)」です。
- 「グループ面接」は、足切りには使えますが、人となりは分かりません。最終面接は、間違いなく「個別面接」です。
- 「合コン」だけで、お付き合いするかを決めることはありません。その後に「デート」しなければ、お付き合いするかの判断はできません。
周りに何人もいる中で、あなたは「言いたいこと」「悩んでいること」を、赤裸々に話せるでしょうか?
- こんな初歩的なこと聞いても良いのかな…?
- もっと突っ込んで質問したいけど、私ばっかり話したら迷惑だよね…
- プライベートな話も絡むから、ここでは言いづらい…
- これを言ったら、隣の人を批判してるみたいに聞こえそう…
と思わないですかね?
思うよ!まともな神経してたら!
断言します。グループコンサルでは、あなたの悩みは絶対に解消しきれません。グループコンサルで悩みが解消するなら、あなたにコンサルは必要ありません。
グループコンサルとは、実質ただの「質問会」です。それ自体は悪いものではありませんが、これをコンサルと呼ぶのは間違っています。
にも関わらずグループコンサルで終わらせるのは、単にコンサル側に都合が良いからです。まとめて話ができるので、短い時間枠にお客さんを詰め込めるからですね。
クライアントの成功を第一に考えられない時点で、コンサルとしては不義理だと思うけどね
ダメ6. 初っ端から「こうしろ」と指示してくる
開口一番、
- いまはマスク需要が増えてるからマスクを作れ
- 値段は1万円に上げろ
- 毎日インスタ投稿しろ
とか言ってしまうコンサルは、要注意です。
コンサルとは、クライアントに「成功」を届ける仕事です。
さて、ここで「成功」の意味を考えてみてください。あなたにとっての「成功」とは、一体何なのでしょうか?
成功は、「10万売れた」とか「30万売れた」とか、そういうことではありません。
本当の意味での成功は、「ある一つの地点に到達する」ではなく、「思い描いた理想の状態になる」です。100人いれば、100通りの成功があるはずなのです。
クライアントの置かれた環境は、まさに十人十色。様々ですね。
- 乳飲子を抱えたお母さんもいれば、すでに子供が独立している人もいます。生涯独身を貫く人もいるでしょう。
- 東京に住んでいる人もいれば、沖縄に住んでいる人もいれば、青森に住んでいる人もいます。
- パート代くらい稼げれば良い人もいれば、月100万円稼ぎたい人もいます。
- お金を第一に考える人もいれば、時間を第一に考える人もいます。思い通りの作品を作ることを第一に考える人もいます。
もう分かりますよね?
あなたにとっての「成功」は、他の誰かが思い描いている「成功」とは異なるのです。
コンサルが初っ端で理解しなければならないのは、「クライアントにとっての成功とは何なのか?」でしょう。
営業マンも同じです。お客さんへのヒアリングから始めず、いきなり商品説明から始める営業はアウト。若い営業マンにありがちです(ボクも新入社員の頃はそうだったけど)。
まずは、お客さんが抱えている目標や課題をヒアリングします。それを聞かずして、何を提案するのかという話です。
「彼氏とうまく行ってないの…」という相談を受けたとき、いきなりアドバイスしてくる友達は、あなたの悩みを真剣に考えていません。
もしあなたの悩みに、真剣に寄り添いたいと思うなら、「〇〇(あなた)は、どうしたいと思ってるの?」と聞き返すはずです。
よってコンサルは、まずはヒアリングから始めるべきです。具体的には、「現状」と「理想」を聞き出し、そのギャップを埋めることを成功に据えるべきなのです。
あなたの話を聞く前に、すでに答えが決まっているコンサルは、あなたの成功を気にかけていません。向こうが勝手に決めた成功を押し付けてくるだけです。
ビジネス上のパートナー関係は、しばしば結婚に例えられます。
コンサルは実力ももちろん大事ですが、それ以前に、「この人は、本当に私の幸せを第一に考えてくれるのか?」というマインドの部分が大事なのです。
ハンドメイド作家出身のコンサルが良いのか?
もう1つ、「ハンドメイド作家出身のコンサルを選ぶべきか?」という疑問もあるかと思います。
実はこれ、ちょっと悩ましい問題です。
原則として、「現役」はコンサルなどしない
理想論だけを言えば、現役ハンドメイド作家がコンサルしてくれるのが1番です。
しかし、「現役」の人は、普通コンサルなんてしません。ハンドメイド業界に関わらず、あらゆる業態のコンサルに共通して言えることです。
そりゃあ、そうでしょう?
現役でハンドメイド販売が儲かっている人は、ハンドメイドのコンサルなどやりません。コンサルというのは、基本的には「元〇〇」がやっているものなのです。
薄々気づいてるよ!何かおかしいってな!
「現役」を謳うコンサルは要注意
ひょっとすると、「自分は現役作家です!」と謳いながら、コンサルをしている人も中にはいるかもしれません。
しかし、こういうコンサルには注意が必要です。
あなたもハンドメイド作家なら、わかると思いますが、
- 仕入れて、
- 作って、
- 写真撮って、
- 文章書いて、
- 出品して、
- SNSに投稿して、
- お客さんとやりとりして、
- 発送して、
と、とにかく忙しいです。
現役ハンドメイド作家に、コンサルする暇なんてありません。
やれるとしたら、知り合いづてで相談に来た人に対して、ちょっと話を聞いてあげるくらいでしょう。片手間とも言えない、実にか細いレベルです。
とてもじゃありませんが、日々SNSやブログなどで発信しながら、一般募集したクライアントをフォローするなど到底できません。
「現役作家」を謳っているかもしれませんが、実態としては、ハンドメイドはほとんどやっていないと思います。もしくは、コンサルが相当雑のどちらかでしょう。
ウソついちゃう時点で、不義理なコンサルだと思うけどね
元作家のコンサルも微妙
いさぎよく、「もう作家はやってません!元作家のコンサルです!」と言ってくれたほうが、まだ納得できます。
ただ、元作家コンサルにも懸念はあります。
昔と今とでは環境が違いすぎる
その元作家さんが活躍していた時代は、いつの話でしょうか?
まだハンドメイド作家が少なかった時代は、素人に毛が生えたレベルでも売れました。
- ユザワヤで生地を買ってきて、カンタンなバッグを作るだけで売れました
- 天然石に紐を通しただけのブレスレッドでも売れました
しかしハンドメイド界隈は、ここ数年で目まぐるしく市況が変わっています。今はもう、そんなイージーゲームじゃありません。
プロ並み技術を持った作家さんでも、なかなか日の目を見ないような時代です。作って、撮って、出品すれば売れる時代じゃないんです。
これはメッチャ思うわ!それ、いつの話だよって
元作家の神通力が通用するかといえば、難しいだろうなというのが本音だよ
ハンドメイド作家出身者はビジネスリテラシーが低い
あなたも気づいていると思いますが、「コンサルになるような人」と「ハンドメイド作家になるような人」は、人種が全く違います。
ボクはコンサルの方と仕事をした経験も多いのですが、彼ら彼女らは、「ビジネス」が大好きです。どういう理屈で売れるかを知ることで、悦に入るような人種です。
まるで小説を読んでいるかのように、ビジネス書を読んで興奮するような変態です。そういう特殊な性癖を持っている人が、優秀なコンサルになるわけです。
一方で、ハンドメイドを選ぶ人は、モノづくりが好きな人です。お金云々よりも、作品作りに没頭したい人です。
こういうタイプの人が、ビジネスに明るいと思う?
本当に申し訳ない言い方になるんですが、ハンドメイド作家をやっていた時点で、ビジネス知識皆無の方がほとんどだと思います。
残念ながら、「ハンドメイド作家→コンサル」というキャリアの時点で、底の浅さが見えてしまっています。
元作家にあなたの気持ちはわからない
余談ですが、元作家のコンサルは、「わたしも作家だったから、みんなの気持ちよくわかるよ!」と言っていると思います。
しかし、この言葉は真に受けない方が良いですよ。
逆に、あなたはハンドメイド作家として売れた後に、コンサルに転身しようと思いますか?モノづくりが大好きな、根っからの作家であれば、コンサルにはなりません。
元作家のコンサルは所詮、お金になびいてハンドメイドを捨てていった人達です。モノづくりへの情熱など、ハナから持ち合わせていなかった人達です。
あなたとは違う人種だったのです。あなたのような、本物のハンドメイド作家の気持ちなんて、わかりっこありません。
言い切っちゃった!ウケるww
むしろハンドメイド作家出身にこだわらない方が良い?
理想を言えば、
- ビジネス知識があって、
- ハンドメイド販売に精通していて、
- ハンドメイド作家の気持ちがわかる
そんなコンサルがベストです。
でも、そんな人はいないんですよ。残念ながら。現実を直視しましょう。
ならば、むしろハンドメイド作家じゃない方が良いかもしれませんよ?
SNSや、カメラ撮影や、ネットショップ運営に精通したコンサルは、いくらでもいるでしょう。おそらくハンドメイド作家出身コンサルよりも、はるかにビジネスに明るい方だと思います。
ハンドメイド作家の気持ちはわからないかもしれませんが、それでも無能なコンサルを雇うよりはマシだと思いますよ。
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